方言とアイデンティティ

 おはようございますこんにちはこんばんは! 

私は関西人の両親の間に生まれ、幼小中高と横浜で育ちました。

そらもう!関西人に育てられたんやから、おうちでは関西弁をベラベラ喋りますよ!!

オカンの焼くお好み焼きはバチクソうまいし、関東では深夜にやってる新喜劇も見mます!タイガースが負けたら次の日は本気でヘコみますし、球場まで応援に行かれへん時は法被着てテレビの前でメガホン鳴らしてますよ。

 

言語を学ぶのは幼いうちから始めるのがいいとよく言います。この世界には、さまざまな言語を流暢に使いこなす方がいますが、ひょっとしたら私も、その方たちと似たような境遇なのかもしれません。幼少期から横浜に住み、関西人の両親に育てられた私は、関西弁と標準語を自在に操ることができます。 相手がどこの言葉を話すかによって、無意識のうちにスイッチが切り替わるのです。自分でも気づかないうちに!まだ小さかった頃は、わたしが関西弁を話せることは、周りの子からしたら珍しくておもしろいらしく、「らいなすちゃん、関西弁喋ってみて〜!!」と、チヤホヤされたものでした。これはたぶん方言使う人のあるあるなはず。

 

わたしは元々目立ちたがりで、「関西弁」という話題を通して、みんなに話しかけてもらえることはとても嬉しかったことをよく覚えています。しかし、その気持ちは成長とともに少しずつ変わっていきました。ある日、大学受験のために自己PRの準備していた私は、使う方言によって、自分の性格も変化しているのではないかと気づきました。

何を言っとんねんこいつは。と思ってる方。私はいたって真剣な話をしていますよー。以下は私なりの、方言による内面の変化をまとめたものです。

 

 方言による内面の変化

関西弁を使うとき            標準語を使うとき

・何でもズバズバ言う          ・穏やかな所作で落ち着いています。
・気性も荒い物の扱いは!      ・ゆったりとした言葉遣い。
・とってもノリがいいです。若干とろい。 ・ぼーっとしてる。
・常にスピード感のあるトーク      ・歩く速度もゆっくり
・初対面の方とは、関西弁
・相手が関西人なら、関西弁。

もう少しいろいろな例を挙げられれば良かったのですが、自己分析というものは結構難しいです。関西弁と標準語の性格が、同じタイミングで混在することはありません。なぜなら使う方言によって完全に差別されているからです。しかし、自分の中の二面性に戸惑うことはあります。

名前は忘れてしまいましたが、すこし前にある有名なハーフタレントの方が、「自分はどこにも属せない寂しさを感じる」とコメントされていました。日本で活躍されているハーフタレントの方は結構多いです。にこるんやローラなど、彼らをテレビで見ない日はないかも。洋風な顔立ちや日本人離れしたスタイルの方、また海外生活の経験から日本語以外の言語に堪能な方もいます。日本人からすると、ハーフとして生まれてきた方は、その時点で、私のような純ジャパには決して手の届かないアドバンテージを手に入れているみたいに感じます。

しかし、常に注目を集める彼らですが、私たちが思いもつかないところで、先ほどのコメントのような寂しさを感じている方もいるようです。そして、その感覚、私と共通するものがあるかもしれない。少し乱暴な言い方かもしれませんが、ハーフの方は国と国のあいだ。わたしは関西と関東のあいだの存在です。規模の違いはあるものの、この方が味わった寂しさに共通するものが、私にもあります。

 

今回のこの記事は、このブログを立ち上げて最もやりたかったことの一つ。

私のような境遇の方で、方言によって性格が変わっているような気がする人を探しています。もしこの記事をお読みになったあなた自身が、私と似たようなことを感じているのなら、ぜひコメント欄でお話を聞かせてくださいね。それでは。

 

よろしくどうぞ( ^ω^ )